子宮がん,術後】注意点やおりものなどの症状。子宮がん治療後も再発や、リンパ浮腫などのリスクもあるので必ず術後は定期健診を受けましょう




子宮がん術後

退院後の定期検診

問診退院後に欠かせないのは、定期検診です。まずは治療、手術後14~30日目に手術の傷、腹腔内の状態(腸の動き具合など)、血液検査による全身状態の回復度など、全般のチェックが行われます。それと同時に再発のチェックも行われます。定期検診の第一の目的は、がんの再発の有無を調べることです。
再発したがんは、初発がんより治療が困難になりますが、早期に発見できれば治癒する確率は高くなります。再発した時も自覚症状では判断が難しいので、定期検診は必ず受けるようにしましょう。

回復までの時間

手術内容(術式)によって、回復までの時間は違ってきます。
子宮付属器(卵巣、卵管)切除のみの場合は、5~7日間入院で、数日間自宅でリハビリ後、術後2週間目には手術前の状態に戻ることができます。
単純子宮全摘出術であれば、7~10日入院、退院後自宅で1週間のリハビリ、手術後2~4週間でもとの状態に回復します。
広汎子宮全摘出術や骨盤~傍大動脈リンパ節郭清を受けた場合は、10~30日入院、自宅で2~4週間リハビリ後、仕事復帰も可能になります。本人の生活環境などにもよりますが、万全の体調になるのは、手術後2~12か月はかかります。あせらずに徐々に戻していくつもりで、仕事のスケジュールなども余裕をもたせて組むようにするといいでしょう。ただ、安静にすればいい訳ではなく、手術以外に化学療法や放射線療法を受けた人でも、早めに社会復帰する気持ちをもったほうのが、回復にもつながります。医師に相談しながら、積極的に人生を楽しんでください。

スポーツ
術後1ヶ月半~2ヶ月
家事
退院後1週間
入浴
術後1~3週間
性交渉
術後1カ月~3ヶ月

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注意すべき術後の症状

注意すべき術後の症状

広汎子宮全摘出術を受けた人は、膀胱に向かう神経の一部が切れて、尿意が戻らない場合があります。これも術後のリハビリで多くは回復します。なかなか排尿機能が改善しない場合でも、1~2年後に徐々に回復することが少なくないので、排尿に関しては長期戦のかまえで、自分なりの努力を続けるようにしてください。排便機能障害が起こることはまれですが、便秘や下痢を起こす人もいます。
リンパ節を郭活した人の場合は、むくみ(リンパ浮腫)に悩まされることが少なくありません。
卵巣を両側摘出した人は、女性ホルモンが分泌されなくなるために、更年期障害に似たような卵巣欠落症状が現われることがあります。
いずれも、症状が重くて、つらいときは、医師に相談して適切な処置をしてもらう必要があります。

術後はしばらく、おりものや出血が続きます

術後、円錐切除後1~2か月間は、水っぽい出血が続きます。水様性のおりものには傷を治す物質が含まれていますから、むしろ出たほうがよく、心配する必要はありません。付属器(卵巣、卵管)切除後は、出血はありません。子宮摘出後は、膣の天井を縫っているため、縫った糸が異物反応として膣内に出てくると、これに感染しておりものが増える場合があります。これもふつうは心配ありません。おりものが極端に増えるようなら、受診してください。円錐切除以外で膣からの出血が問題になることは稀です。ただし、術後1~2か月以上経過してから出血が起こった場合は、取り残したがんが出現してきた可能性があります。悪臭を伴うおりものや出血がみられるときも、がんの再発や手術自体に問題がある可能性がありますから、早めに医師の診察を受けたほうがよいでしょう。

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