排便障害便秘)と子宮がんの術後症状について。広汎子宮全摘出手術後に起こりやすい合併症です。排便障害(便秘)の対策や注意点、生活改善について




排便障害(便秘)

子宮がん治療後の便秘の悩み

広汎子宮全摘出術のあとに起こりやすい後遺症として、排尿障害のほかに排便障害もあげられます。なかでもいちばん多いのが便秘です。もともと女性には便秘がちの人が多いのですが、手術によって腸の動きをコントロールする神経の一部が損傷され、腸の嬬動運動が低下することで起こります。術後の体力や筋力の衰えが影響していたり、手術や放射線療法の影響によって腸が癒着したりしている場合もあるでしょう。また、がんが腸に達して腸管を一部切除し、腸管をつなぐ手術を受けている場合は、それが原因で排便機能に障害が起こることもあります。

便秘解消の為の生活改善

便失禁が深刻な場合や、腸閉塞を起こしたときは、手術が必要になります。ただ、便秘や下痢は、多くの場合、薬と食生活の改善で治ります。便秘になる原因に、水分の摂取不足や食事量そのものが少ないということも考えられます。食事は規則的に、きちんととるようにしたいものです。消化のよいものばかりを食べていると、便のかさが増えず、便が出づらくなります。食物繊維は消化されにくく、便のかさが増え、大腸が刺激されて、嬬動運動が高まります。食物繊維を多く含む食品を選ぶことも大切です。また、適度な運動も腸の刺激になります。体力の回復に合わせて、積極的に体を動かすように心がけましょう。

便秘薬を飲むときの注意点

生活習慣に気をつけても、便秘が解消されない場合は、薬を使う必要があります。便秘を解消する薬には、便を軟らかくして出しやすくするもの(酸化マグネシウム、乳酸菌など)と、腸の嬬動運動を盛んにするもの(セレキノン、プリンペランなど)があります。腸の蝶動運動を盛んにする薬は、便を軟らかくするものに比べて作用が強いので、最初は便を軟らかくして出しやすくするタイプのものがよいでしょう。ただ、その人の症状に合わせて使う必要があるので、自分で勝手に市販薬を選ばず、医師に相談して自分に合ったものを処方してもらうようにしましょう。下痢についても、つらい場合は、医師に相談をして薬を処方してもらうことです。

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便秘を解消する生活習慣

生活リズムを整え、睡眠不足に注意
食事の時間を規則正しく
1日10~15分以上の適度な運動を心がける
自分の腸の状態にあった食事や薬で調節する
朝食後の排便習慣をつけるため、便意がなくてもトイレに座ってみる
水分をこまめに摂る
バランスのとれた栄養をとる

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