子宮頸がんには扁平上皮がん腺がんがあります。子宮頸がんの症状や原因を知るための子宮頸がん(扁平上皮がん、腺がん)のサイトです




子宮頸がん

子宮頸がんの初期症状は無症状

子宮頸がん症状で悩む女性
子宮頸がんの初期症状(0期)は無症状で、異形成の段階でも症状はありません。たとえI期であっても、I a期は肉眼的に確認できない大きさで、Ⅰ期も無症状です。
Ⅰb1期に達すると、不正性器出血が見られることがあります。
とくに、性交後に出血が起こりやすくなります。子宮頸がんが進行するにつれ、不正性器出血が持続的になり、おりものが増え、そこに血が混じるため、おりものがピンクや褐色になることがあります。そのうち、おりものにうみが混じったり、生理痛や陣痛に似たような下腹部痛、発熱などの症状が起こることもあります。
さらに子宮頸がんがすると、がんは骨盤内や腱内に広がるため、周辺の臓器をおかし始め、腰から下肢にかけての痛みやむくみ、尿路障害、排便障害などの症状が起こります。
がんが全身に広がると、食欲不振や体重減少、貧血などの症状が起こります。貧血が起こるのは、出血によって体内の血液が失われるからだけでなく、がん細胞が増えると血管が増殖し、その分の血液が必要になるからです。
こうした明らかな異常が起こる前に、異変に気づいた段階で、すぐに受診することが大切です。

子宮頸がん【扁平上皮がん、腺がん】

扁平上皮、腺上皮、図解

子宮頸部の表面は、扁平上皮(膣に近い部分)、腺上皮(子宮体部に近い)の2種類の上皮細胞で覆われています。子宮頸がんは、上皮細胞から発生する悪性腫瘍です。
また、子宮頸がんは、扁平上皮細胞ががん化する「扁平上皮がん」と、頸管し粘液を分泌する腺細胞ががん化する「腺がん」の2タイプに大きく分けらます。
両方の性質をもつ「腺扁平上皮がん」もあります。

子宮頸がん組織型

宮頸がんの約80%が「扁平上皮がん」です。一般的ながんは「扁平上皮がん」「腺がん」というように、そのがんが発生している細胞の種類によって分類することができます。これを「組織型」と呼びます。
同じ子宮頸がんでも、組織型によって治療法が異なってくる場合もあるので、組織型を知ることはとても重要です。腺がんより、扁平上皮がんのほうが放射線治療がよく効きます。
組織型により、使用する抗がん剤の種類も違ってくるでしょう。また、腺がんはリンパ節に転移しやすいので、扁平上皮がんよりも予後が不良といわれています。ちなみに、子宮体部を覆う子宮内膜は腺上皮でできているので、子宮体がんのほとんどが「腺がん」です。

扁平上皮と腺上皮の境目に発生しやすい

子宮頸がんは、扁平上皮と腺上皮の境界に発生しやすいといわれています。この境界は、女性ホルモンであるエストロゲンの作用で移動することがあります。エストロゲンの分泌が多いときは膣のほうへ、少ないと頸部の内部へ移動する傾向があり、思春期から性成熟期にはエストロゲンが増えるので境界が艦内になり、更年期になるとエストロゲンが分泌されなくなるので頸部の内部へ。したがって、子宮頸がんのできる場所も年齢によって異なり、若いころは子宮口に近いところへ発生し、更年期以降は頸部の内部に発生することが多いといえます。

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子宮頸がん原因

HPV感染から子宮頸がんになる図解

99%の子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)が原因

子宮頸がんの原因、ヒトパピローマウィルス、図解子宮頸がんは扁平上皮と腺上皮の境界に発生しやすいですが、この境界は外敵の標的になりやすく、ウイルスやクラミジアなどの感染で炎症を起こしやすい部分になります。
炎症を起こした場合、刺激に弱い境界部の粘膜がまず破壊されます。このとき発がん因子が侵入すると、細胞に異常が起こることがあります(異形成:まだがんではない前がん状態)。この発がん因子の正体がヒトパピローマウイルス(以下HPV)」です。
HPVとは、尖圭コンジローマや、足のうらなどにできるいぼの原因となる、非常にありふれたウイルスです。子宮頸がんの99%は、このHPVに感染することで発症するとされています。これは性交渉によって感染するもので、性交経験のある健康な女性の10~30%は、ふつうに保有しています。性交渉によって感染するがふつうは免疫で排除されるHPVには100種類以上の型があり、そのなかの特定のタイプが、異形成や子宮頸がんに関与します。その特定のタイプは「高リスク型」と呼ばれ、16型・18型・33型・52型など13種類ほどが指摘されています。
仮に、高リスク型のHPVに感染したとしても、そのすべての人が子宮頸がんになるわけではなく、90%は免疫が働いて自然消失するとされています。免疫がうまく働かずウイルスが排除されずに感染が持続してしまった場合のみ、その1~3割に子宮頸部の異形成が起こります。さらにその1割以下が子宮頸がんへと進展してしまうことになります。どのような場合に、確率が1割以下の子宮頸がんになるのか、その原因はまだわかっていません。高リスク型のHPVに感染してから子宮頸がんを発症するまでに、急激に進行する例はあるものの、通常なら五年~数十年かかるといわれています。この長い間に、子宮がん検診などで、がんになる前の異形成で発見することができれば理想的です。子宮頸がんは、初期の段階では自覚症状がほとんどありません。性交時出血などの症状もありますが、その段階だとがんがかなり進行していることもあります。一回でも性交渉の経験があるなら、子宮がん検診を受けることをおすすめします。

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