子宮体がん,進行期ステージ分類について。子宮がん検診、細胞診のクラスと、がんの進行期(ステージ)分類は違うものです。注意してください




子宮体がん進行期(ステージ)分類

【0期】子宮内膜異型増殖症

異型内膜増殖症、複雑型で、がん細胞に近い異型細胞がみられるものです。これは子宮頚部の上皮内がん(0期)に相当し、5年生存率は100%です。

【Ⅰ期】がんが子宮体部に限局するもの

Ⅰa期
子宮内膜に限局するもの
Ⅰb期
浸潤が子宮筋層1/2以内のもの
Ⅰc期
浸潤が子宮筋層1/2をこえるもの

がんが子宮体部のみにとどまっている段階ですが、子宮内膜にとどまっているIa期、子宮筋層に及んでいるが範囲がせまいIb期、それより広がっているIc期の3段階に分けられます。
I期全体の5年生存率は約90%、再発率は15%程度です。Ia期での5年生存率は90~100%です。

【Ⅱ期】がんが体部および頸部に及ぶもの

Ⅱa期
頸管腺のみを侵すもの
Ⅱb期
頸部間質浸潤のあるもの

がんが子宮頚部まで及んだ状態です。浸潤の範囲によってaとbの2段階に分けられます。5年生存率は70~75%、再発率は30%~50%程度です。

【Ⅲ期】がんが子宮外に広がるが、小骨盤腔をこえていないもの、または所属リンパ節転移のあるもの

Ⅲa期
漿膜ならびに/あるいは付属器を侵す、ならびに/あるいは腹腔細胞診陽性のもの
Ⅲb期
膣転移のあるもの
Ⅲc期
骨盤リンパ節ならびに/あるいは傍大動脈リンパ節転移のあるもの

がんが子宮の外に広がっていますが、まだ骨盤の中にとどまっている、あるいは骨盤や大動脈周囲のリンパ節に転移している状態です。Ⅲ期はa、b、Cの3段階に分けられます。5年生存率は40%、再発率70%
以上になります。

【Ⅳ期】がんが小骨盤腔をこえているか、明らかに膀胱または膿粘康を侵すもの

Ⅳa期
膀胱ならびに/あるいは直腸粘膜浸潤のあるもの
Ⅳb期
腹腔内ならびに/あるいは鼠径リンパ節転移を含む遠隔転移のあるもの

がんが骨盤を越えて、勝胱や直腸に広がっている、あるいはほかの臓器に転移している状態です。Ⅳ期はaとbに分けられます。5年生存率は10%以下です。

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子宮体がんの進行期は、手術後に確定

子宮体がん(子宮内膜がん)の診断は、画像診断、細胞診、組織診などである程度は推測できます。
そこで「臨床進行期分類」にもとづいて進行期を判断しますが、子宮体がんの場合は、実際のところ、手術をしてみないと正確な進行期はわからないのです。たとえば、細胞診などの結果では初期のがんだと思われたのに、手術して病理検査をしたところ、リンパ節にまで広がった進行がんであることが明らかになった、というケースも少なくありません。そのため、最終的な進行期の確定は、手術後の「手術進行期分類」にもとづいて行われます。手術前の検査結果でわかることは、あくまでも予想進行期であることを理解しておきましょう。

0期~Ⅳ期までの5段階に分けられる

子宮体がん(子宮内膜がん)の分類も0期~Ⅳ期までの5段階になりますが、各期ごとにさらに詳細に分けられています。なお、0期というのは、明らかながんではなく、将来がんになる可能性が高いことを意味します。すべてがん化するわけではありませんが、その可能性の高さから、いわば「前がん状態」と考えられています。

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